今年の台風は、関東圏にも被害が多数出ました。
12日に来た台風は数十年ぶりの大きさで、緊急警戒という状態に。
電車も運行制限で13日の午前中まで運休だったみたいですね。
幸いにも横浜は、軽度の被害で済んだようです。
さて、この台風ですが、とても強い低気圧です。
低気圧は、雨風だけではなく人の体にも影響を与えます。
雨の降る前に「頭痛が・・・」とか「神経痛が・・・」とか。
そういう方って多いですよね。
気圧の変化にともなう症状を<気象病>とか言ったりします。
医学的には、まだ因果関係はハッキリしていないようですが、影響を受けることは間違いありません。
気圧が高ければ、体にかかる圧力は大きくなり血流は上昇傾向に。
低ければ、血管が拡がり血流が緩やかになると考えられます。
健康な人には、なんてことない変化ですが不調を抱えた人にはキツいのです。
今回も海面が30㎝高くなったそうですから、体に及ぶ影響もそれなりだったでしょう。
ただ頭痛に関して言えば、気圧が変化している最中(雨降りの前、台風の来る前)の症状が一番辛いようです。
「来てしまえば平気!」と皆さん口をそろえておっしゃいます。
不思議です・・・。
気圧の影響で症状が出るなら、一番気圧の低い時が最も症状がひどいのでは?と考えてしまいます。でも、そうではないようです。
(神経痛なんかは雨が上がるまで痛む人が多いですね)
なぜ?
私が考えるに、体の変化に対する<脳の反応が過敏>だからじゃないかと思うのです。
気圧が変化を始めると、脳がびっくりしてパニックになる。もしくは過剰な対応をしてしまう。自律神経のバランスに関係があると考えられます。
同じことを言う研究者の方も多いので、あながち間違ってないかと。
そうであれば、崩れたバランスをいったんリセットする方法もありですね。
整体などで副交感神経を優位にする。または、運動で交感神経を刺激する。
生活習慣によって自律神経の調節作用が弱くなると、脳はその微弱な変化をキャッチしようとします。信号が弱くなっているから受信感度を上げてしまうのです。
常に信号が弱ければ、それはそれでバランスがとれるかもしれません。
でも不調を訴える方は、大抵の場合体調にムラがあります。
感覚神経が通常どおりに変化をキャッチしている時に、感度を上げた脳がそれを受けると・・・。それは過敏となります。
脳と身体の関係は、まだまだ未知の領域が多いですね。
精進!精進!