頭の整体について
頭や顔には、たくさんの神経や血管、筋肉があります。
また、頭蓋骨はたくさんの骨の集まりです。
顎の関節以外大きく動くわけではありませんが、縫合部分は繊維状組織の関節となっており、微小ながら動きます。
そして、東洋医学で言う経穴(ツボ)や経絡(気の通り道)も集中しているのです。
それらに複合的なアプローチをするのが“頭の整体”です。
「あれ?何かいいことあった?」とか、「どうしたの?調子悪い?」とか…
知り合いにそんなことを言った経験は、皆さんあると思います。
そうなんです。
頭や顔は、その日その時の体の状態が現れやすいところでもあるのです。
施術者は、そんな微妙な変化を眼や手で感じ取ります。
緊張を緩めて血行を良くし、浮腫を軽減。頭や顔の周りの骨格は、自らの力で自然に良い状態におさまっていきます。
頭の骨って動くんです。
頭蓋骨は20数個の骨で形成されています。
それらは繊維状の組織でくっついていて、完全に固定されてはいません(その関節部分は“縫合”といいます)。
そして、1分間に10回前後、膨らんだり縮んだりしているんです。
何故でしょう?
それは、頭が呼吸をしているからです。と言っても空気を吸ったり吐いたりはしていません。
微小な呼吸運動で脳脊髄液を循環させているんです。
これを一次呼吸といい、胎児の頃からおこなわれている呼吸です。
ちなみに二次呼吸は、肺呼吸のことを言います。
脳脊髄液は、脳と脊髄(仙骨まで)を包み込むように満たしている体液です。
大切な部分を外部の刺激から保護する役割もしています。
保有量は成人で約130ml。
思ったほど多い量ではありません。
1日に500ml程度、脳の内部の隙間(脈絡叢)で生産されているので、日に3~4回入れ替わっていることになります。
この脳脊髄液の循環は、糖とタンパク質を組織に与え、排出された老廃物を除去するというもの。とても大事な体の働きなのです。
と、いうことで“頭の整体”とは!
頭の呼吸運動をスムーズにする
↓
脳脊髄液の循環が良くなる
↓
“脳”の働く環境が整う
↓
司令塔である“脳”が元気になるから
↓
カラダも元気!
ちょっと小難しい話も挟みましたが
頭の整体とは、このような理屈だと考えていただければと思います。
是非、一度体験されてみてはいかがでしょう。
スタッフ紹介
菅野 直子
かんの なおこ
20年以上スポーツを通して運動できる事の楽しさや心身の健康促進、アスリートの育成に携わる仕事をして参りました。健康について深く考えるようになり、整体に興味を持ち始めた時に斉藤正人先生とドイツ式整体に出会いました。整体を通して皆様が、健康で元気に日々を過ごせますようお手伝いをさせていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
瀬之間 和仁
せのま かずひと
学生時代より身体運動に心を惹かれ、いくつかの武術を修行。次第に東洋医学に興味を持つようになり、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得して在宅医療マッサージの仕事に就きました。たくさんの症例を経験させていただきましたが、行き詰まりも感じていました。
縁あって整体(ブレイン・プラス・メソッド)と出会い「道は色々ある」という事を実感します。
来院された方々の健康な生活を少しでもサポートしたい。そんな思いで日々施術を行っています。