通勤中、仕事中、家事中、遊んでても。けっこう肩に力が入っている人が多いように感じます。
そう言う自分もそうでした。
スポーツやっている人達も、よく「肩の力抜いて!」と注意されたりしてますよね。汗を流して、歯を食いしばって。そんな中でも力を抜けと指導されます。
必要の無い、意図しない筋肉の緊張は、“リキミ”と言われて嫌われます。それは、パフォーマンスを低下させるかからです。
車で言えば、アクセルとブレーキを両方踏んでいる状態に似てますね。非効率で、いいことありません。
これは日常的な動作においても同じてです。
肩に力が入ってガチガチな動きは、非効率で体にも悪そう。
それに比べて力の抜けた、しなやかな所作は美しく、しかも効率的です。
(極端な表現かもしれませんが)
一流のアスリートやバフォーマーにはなれなくても、所作が美しい人にはなれるんじゃないか…そうは思いませんか?私は思います…
経験した事のある人は、わかると思いますが、意識しても力って中々抜けないんです。抜いてるつもりでも抜けてなかったりして。
原因はいくつかあります。
その一つは、体の感覚や動きに対する意識が希薄であるという事。これでは緊張している事さえ気がつきません。
自分の姿勢や動きは自分では見えないです。正確に感じとることは、思いのほか難しい。
それを実感するために、自分の動きを動画で撮ってみることをオススメしてます。
実際に動いている自分は、イメージしていた動きと全然違うんじゃないですか?
「これ誰?」と感じる人がほとんどだと思います。
違和感を感じない人は何かしらのスポーツや武道、ダンスの熟練者。もしくは、よほど運動神経の良い人かも。
ちなみに自分のことが大好きな人も違和感を感じないみたいです(笑)
しっかり意識した動きの反復を経験する。もしくは鏡の前で、自分のイメージと実際の動きの違いを修正する。
体感覚を鍛える(?)方法は色々あると思います。
でも何を基準にして修正し、感覚を育てていったら良いのでしょう?
まずは、自分の身体に意識をむけること。
力が起こり→力が伝達されて→力が作用する
この筋道(すじみち)を自分で探ることが大事です。力の出発から終点までの経路。連動性。力のラインを感じてみる。そうすれば、どこの動きが悪いとか、ここで途切れちゃってるとかわかるわけです。
歩く。
ペットボトルを掴む。
ドアノブをひねる。
トイレにしゃがむ。
すべての動作には“起こり”と“伝達”と“作用”があります。
気がついた時に注意してみて下さい。
これをヨガなどでは“内観”ともいいますが、瞑想中じゃないと出来ないわけじゃないんです。
(続く)
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