top of page
瀬之間 和仁

ちょっと力を抜いてみませんか?①

通勤中、仕事中、家事中、遊んでても。けっこう肩に力が入っている人が多いように感じます。

そう言う自分もそうでした。


スポーツやっている人達も、よく「肩の力抜いて!」と注意されたりしてますよね。汗を流して、歯を食いしばって。そんな中でも力を抜けと指導されます。 

必要の無い、意図しない筋肉の緊張は、“リキミ”と言われて嫌われます。それは、パフォーマンスを低下させるかからです。

車で言えば、アクセルとブレーキを両方踏んでいる状態に似てますね。非効率で、いいことありません。


これは日常的な動作においても同じてです。

肩に力が入ってガチガチな動きは、非効率で体にも悪そう。

それに比べて力の抜けた、しなやかな所作は美しく、しかも効率的です。

(極端な表現かもしれませんが)


一流のアスリートやバフォーマーにはなれなくても、所作が美しい人にはなれるんじゃないか…そうは思いませんか?私は思います…


経験した事のある人は、わかると思いますが、意識しても力って中々抜けないんです。抜いてるつもりでも抜けてなかったりして。


原因はいくつかあります。


その一つは、体の感覚や動きに対する意識が希薄であるという事。これでは緊張している事さえ気がつきません。


自分の姿勢や動きは自分では見えないです。正確に感じとることは、思いのほか難しい。

それを実感するために、自分の動きを動画で撮ってみることをオススメしてます。


実際に動いている自分は、イメージしていた動きと全然違うんじゃないですか?

「これ誰?」と感じる人がほとんどだと思います。

違和感を感じない人は何かしらのスポーツや武道、ダンスの熟練者。もしくは、よほど運動神経の良い人かも。

ちなみに自分のことが大好きな人も違和感を感じないみたいです(笑)


しっかり意識した動きの反復を経験する。もしくは鏡の前で、自分のイメージと実際の動きの違いを修正する。

体感覚を鍛える(?)方法は色々あると思います。

でも何を基準にして修正し、感覚を育てていったら良いのでしょう?


まずは、自分の身体に意識をむけること。


力が起こり→力が伝達されて→力が作用する


この筋道(すじみち)を自分で探ることが大事です。力の出発から終点までの経路。連動性。力のラインを感じてみる。そうすれば、どこの動きが悪いとか、ここで途切れちゃってるとかわかるわけです。


歩く。


ペットボトルを掴む。


ドアノブをひねる。


トイレにしゃがむ。


すべての動作には“起こり”と“伝達”と“作用”があります。

気がついた時に注意してみて下さい。

これをヨガなどでは“内観”ともいいますが、瞑想中じゃないと出来ないわけじゃないんです。



(続く)

閲覧数:8回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page